今日、多様な市民活動が広がりを見せており、一人ひとりが健康で生きがいのある自分らしい暮らしをすることが求められております。市民活動やボランティア活動の広がりは市民社会において新たな公共をつくりだしております。
誰もが暮らしやすい地域社会を実現するためには、地域の市民・民間団体・行政・企業のそれぞれが垣根を超えて、共通の課題や目的のために、協働することが必要です。志を同じくする者が「場」を作り連携し、交流の中で学びあい、支え合うためのサポート創りが必要ではないでしょうか。
私たちが住む八幡市におきましても、地域社会において、新たな環境づくりや、新しい組織づくりが芽生え始め、これまでにない、人のネットワークやコミュニティが形成され始めています。
この動きの原動力となっているのは、ひとりひとりの地域への思いであると考えます。私たちはそのような思いを持った人々が交流を深め、地域の活性化に繋がる仕組みを作るために、1998年から任意団体「22世紀八幡ルネッサンス運動」を結成し、ゴミ拾いから始まり、八角堂の整備や八幡市の竹を活かした竹炭づくり、ゴミ・土砂回収・アルミ缶回収などの環境整備活動を行い、地域社会に貢献して参りました。
そして、任意団体としての活動を始めてから16年目を迎えた2013年、より規模の大きな公益活動を可能にし、その成果を未来へ承継するため、新しいNPO法人を立ち上げることになりました。「NPO法人22世紀八幡ルネッサンス協会」は、「街づくNPO」を目指します。
私たちの考える街づくりNPOとは、自分たちの住む街の歴史や文化・自然に誇り持ち、課題や問題点を見直す活動を積み重ねながら、地域の暮らしを豊かにしていく継続的な活動を行う団体です。
そして「街づくりは人づくり」との考えから、人材を育て、地域の発展を目指します。私たちは、多様化・複雑化する社会の様々な課題やニーズに、主体的にかかわっていくとともに、地域の財産である文化財の保護や活性化に向けて活動を推進する団体や個人を支援します。
私たち「NPO法人22世紀八幡ルネッサンス協会」は「街をもっと活気にあふれ、豊かで安心して暮らせる」ために寄与することを目的に行動して参ります。
2013年9月5日
NPO法人22世紀八幡ルネッサンス協会 代表理事 伊藤 錚治
2020年11月発行 旧大谷川の小橋を通って~道守・伊藤錚治 365日の記録~